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ダイワ・エム・ティのエキスパートの”タマゴ”たち(平成28年度4月入社)

平成28年4月入社の新卒は本社2名+DDC1名

本社勤務  ■DDC勤務

本社勤務 後藤:CAD設計部(左)・井藤:製造2部(右)

 

この仕事を選んだ理由〜ダイワ・エム・ティとの出会い

井藤
子どもの頃から、プラモデルづくりや本棚などをDIYすることが好きでした。父も日曜大工が得意で、自分で何かを作るという環境が家庭にあったように思います。モノづくりが好きだったので工業高校に進み、フライス盤や旋盤などの工作機械に触れました。就職活動中に、会社見学でダイワMTを訪れた際、そうした工作機械の扱いなど高校で学んだことを活かせると思いました。工場では、「流れ作業」ではなく一つひとつモノを作り出していた様子がおもしろいと思ったことも、入社の理由です。

後藤
僕もモノづくりが好きで、小学生の時は図工、中学生では技術が得意科目でした。特に、中学では工具が使えるようになって、それがすごく楽しかった。県立吉原工業高校に進学して、そこでCADに出逢い、興味を持ちました。ダイワMTは、2年生の時に学校で企画してくれた会社見学に参加して初めて知ったのですが、工場の雰囲気が良かったことが強く印象に残り、その後3年になってからも2回、就職前に見学に来ました。モノづくりをする現場があり、しかもCAD設計部もあるダイワMTに入社したいと行く気持ちがどんどん強くなっていったんです。

仕事をやり始めて知った魅力ややりがい

井藤
僕は今製造2部で、治具や圧着機の制作を担当しています。この仕事を始めて、一つのプロダクトが完成するのに必要なパーツが多数あり、何一つ欠けても成立しないことを改めて理解しました。仕事は流れ作業ではなく、一つひとつ、丁寧に仕上げていきます。同じものを作ることは少なく、毎回違うものを作ることができるところが、すごく面白くて魅力的です。完成品を目の前にすると、やはりやりがいを感じます。

後藤
希望していたCAD設計部に配属され、今はCADを使って、車のルーフ部分の内装部品の設計やカーボン成形型の設計などを手掛けています。入社直後は、とにかく何も分からない状況でした。高校で学んだCADシステムと、ダイワMTで実務に使われているCADシステムとはまるっきり違い、高度な技術を一から手とり足とり教えてもらいました。

井藤
ありがたいのは、先輩方が面倒がらずにちゃんと教えてくれることです。毎回作るものが違うのはおもしろいですけれど、難しいことでもあります。そのたびにとても苦しむのですが、それだけに完成した時の達成感は魅力です。ゴールがあるというのは、やりがいにつながると思います。

後藤
いろいろなことができるCADシステムを完璧に扱えるようになるには、まだまだ勉強が必要ですが、今ようやく少しずつできることが増えてきました。CAD設計部からNCへ加工データを渡す際、そのスピードや精度が徐々に上がってきたと評価されるのは、素直に嬉しいです。

苦悩と失敗の連続から学ぶ

井藤
今の仕事で何が大変かというと、仕上げの作業です。細かいところを削っていく作業は特別に慎重さが要求されます。治具などはほんの少しの違いも許されませんから、集中力が必要です。

後藤
集中力だけでなく応用力も毎日試されています。同じものを作ることはないので、以前やったことをどう応用していくかという力が必要なんです。それから、複数のデータを任された場合、それぞれでどこまでどうやったのかを記憶しながら、場面場面で優先順位を付けて作業を進めていく必要があります。最初はそのあたりのコツがつかめず、難しくて仕方ありませんでした。

CADそのものの扱いも未熟なうえに、設計するアイテムが「これはいったい何だろう?」ということが多くて、完成品のイメージがわかないことも最初は大変でした。今は、ずいぶん多くのアイテムを経験したので、任せてもらえるものも出てきました。

井藤
僕は先輩二人についてもらって三人ひと組になり、先輩に学びながら作業を進めています。最初は平らな面に仕上げることすらなかなかできずに大変でした。自分では平らに仕上げたつもりでも、先輩の目から見るとまだまだ全然ダメ。指導を受けながら繰り返しやって、半年を過ぎたあたりから精度もスピードも上がってきたと思います。

一度、僕が担当していた部位のボルトを締め忘れたことがありました。組立工程の途中で先輩が気付いてくれたため大事に至りませんでしたが、確認を怠ったことを猛省しました。慣れてくると集中力を欠くこともあるのだと自覚して、現場にいる時は緊張感を持ち、一にも二にも確認を怠らないよう、自分を戒めています。

後藤
僕も大きな失敗をして、迷惑をかけたことがあります。NCに渡すデータの中で、データの書き忘れがあったのです。幸いにもNCで製作前に発見してもらいことなきを得ましたが、そのままマシンを動かしていたらと思うとぞっとしました。その経験から、抜けがないよう普段からチェック項目を洗い出してしっかり確認することを習慣づけなければと、気が引き締まりました。

心がけとして、できるだけ現場で完成品となった実物を見るようにしています。データ上の仕事ばかりだと気付けないことも、出来上がった現物を見ることで、次の仕事につながる発見が見つかります。

井藤
今まで触ったことのない機械、扱ったことのない工具ばかりでしたし、特に製造2部では、「刃」がついているマシンも扱います。工場内では事故を起こさない、怪我をしないことが絶対条件です。小さなミスを通して、安全に対しての意識は以前より格段に高くなったと思います。

働きやすい理由は、徹底した教育と風通しの良い人間関係

後藤
ダイワ・エム・ティは、会社見学の時から感じていたのですが、「教える」ことがとてもうまいと思います。入社してからも、「なぜ?」と思ったことやわからないことなどを、すぐに上司や先輩に尋ねられるオープンな人間関係がとてもありがたかったです。誰もがわかるまで面倒がらずに教えてくれます。そうすると、もともと自分が興味のある分野の知識や能力が上がりますから、どんどん仕事が楽しくなります。僕にとっては自分に合っている会社に入れて、働きやすい環境で仕事を覚えさせてもらえて、すごくHappyです。

井藤
後藤君と同感です。新人に対しても、おっくうがらずにしっかり面倒を見てくれます。働く環境の人間関係が良いのは、この会社のいいところです。働きやすい会社です。

後藤
今は仕事を覚える段階ですが、一日も早くCAD設計で活躍できる戦力になりたいです。そのために仕事に対して丁寧に正確に向き合って、一つでも多くのことを吸収していくのが今の目標です。先程、できるだけ現物を見るようにしていると言いましたが、自分がCAD設計を手掛けたものが、実際にモノになった時の喜びは格別です。その喜びを教えてくれたのも先輩方です。

井藤
モノづくりにはたくさんの工程があり、役割を分担していても、覚えることはたくさんあります。今は、とにかく一連の仕事の流れと作業工程をしっかり覚えること。自分の身体が覚えれば、工数の短縮などもっと効率的に仕事ができるようになると思います。早く仕事ができるようになれば、たくさんの仕事を手掛けることができます。今、目指しているのはそこです。

学生時代との違いと就活生へのメッセージ

井藤
学生時代とは時間の使い方が少し変わりました。高校生の時は、ほとんど決まった時間に帰宅していました。会社では、時に残業もあり、家にいる時間は学生の時よりも少なくなりました。僕は、家でゲームをしたり動画を見たりすることが好きなので、休日はそうしたことに存分に時間を使うのが何よりの楽しみです。これからは、趣味のゴルフにも力を入れていきたいな、と思っています。

後藤
社会に出て免許を取り車に乗るようになって、行動範囲が広がりました。僕は地元の出身なので、中学、高校時代の友人たちが近くにたくさんいて、今もよく一緒に遊んでいます。普段、座ってPCモニターに向かって仕事をする時間が長いので、休日には運動不足解消も兼ねて、趣味の筋トレやボーリングをやっています。

井藤
就活中は、不安で焦ってしまうことがあるかもしれません。できれば、自分がやりたいことができる会社を選ぶようにしたいですよね。そのための情報収集はしっかりやった方がよいと思います。

後藤
自分の就職先を決めるのに、何を一番優先するか、それを考えることも大切だと思います。僕は、自分の興味や「好き」が会社選びの一番の基準でした。好きなこと、興味があることなら、仕事を覚えるにしても好奇心が勝って、楽しみながら早い時期に身に付くと思うんです。仕事を長く続けるには、そうしたプラスの循環が大切だと思います。
労働条件や給与面を重視して選ぶ人も、もちろんいます。ただ、自分の周りを見た時、給与などの条件面を重視した人たちは、すでにつらそうな顔をしているように感じます。

井藤
人間関係が良い職場かどうかも、仕事を楽しく長く続けられるかどうかにかかわりますね。会社見学、会社訪問などは、そういう点を事前に知るよいチャンスです。機会があれば、積極的にに参加した方がよいと思います。

後藤
自分の足でその場に行き、自分の目で見て、肌でその会社の空気を感じるのが一番の早道だと思います。学校が会社見学会などを企画してくれるなら、ぜひ利用すると良いです。求人票などを見て気になる会社があったら、自ら見学のアポイントを取って出かけてみてください。自分の将来を決める大事な時間です。面倒くさがらずに、自分が「ここだ」と思える会社を、足で探してみることをお勧めします。がんばってください!

 

この仕事を選んだ理由〜ダイワ・エム・ティとの出会い

DDC勤務 山下(デザイン開発部)

小さいころから絵を描くのが好きでした。特に何になりたいという目的はありませんでしたが、、高校進学の際に、自分に合う分野が見つかるかもしれないという漠然とした思いでデザイン系の学校に進みました。そこで製図と出逢ったんです。

それまではなんとなくうまく描けていたものが、製図ではそうはいきませんでした。始めはうまくいかずに「壁」を感じましたが、回数を重ねるたびに自分が思い描くような形を書けるようになっていきました。かなり先生にはくらいつきました(笑)。先生の指導のもとコツをつかめるようになり、テストの点数も上がって、どんどんおもしろくなっていったんです。この時、知らないことを知り、できないことができるようになるおもしろさを体感しました。

ダイワ・エム・ティは、その製図の先生から教えてもらいました。夏に職場見学があり実際に会社を訪問し、CADにも触らせてもらいました。製図に関わる仕事に興味がありましたし、技量も伸ばせると思いました。ここで働く自分をイメージできたことが、入社の決め手です。

 

仕事をやり始めて知った魅力ややりがい、そして課題

仕事として製図に取り組むようになってまだ日が浅いので、全てが新しい体験です。仕事を進めるための「引き出し」が、今はまだとても少ないので、新しい知識が増えていくことにやりがいを感じています。「引き出し」が少ないために、実作業では度々立ち止まってしまいます。学生のころとは違い、毎日考えることの連続です。自分で考えるということの難しさを痛感しています。
優しい先輩たちの指導のおかげで、簡単なところから少しずつチャレンジさせてもらい、経験を積むことができていますが、先輩から学び、技術を盗み、それをどう自分のものにしていくかが大事なのだろうと思います。難しいけれど、やりがいも課題も感じる毎日です。今は、与えられた時間の中で、自分なりにどうすればより良いものにできるか、効率良くできるようになるかを探求しながら、仕事をしています。

明るく楽しい職場環境

実際にダイワ・エム・ティに入社して感じることは、社員一人ひとりがとても活発で明るく前向きだなぁ、ということです。本社に行った時にも同じように感じました。きっと和久田社長の持ち前の明るさが、社内全体を明るくしているのだと思います。私にとっては、とても働きやすい職場環境です。

また、モノづくりの現場ですので、自分がかかわった仕事が形になる、という醍醐味を実感できるのも、ダイワ・エム・ティの魅力の一つだと思います。私自身、仕事を始めてからはさまざまなものを、漠然とではなくよく見るようになりました。一つひとつの形それぞれに意味があり、込められている意思があると思うと、どんなものでもおもしろく観察できます。この形状に込められた、製作者、デザイナーの意図や想いを想像しながら見ることで、いろいろな発見があるのも楽しいです。

近い将来、私が作ったデータが製品化され、世の中に出ていくのをこの目で見ることが、今一番目標にしているところです。

就活生へのメッセージ

DDCメンバーと共に

就職先を決めることは、自分の将来の道を決めることとも通じます。周りの意見を聞くことも大切ですが、流されて自分の意思を無視したらもったいないです。大胆な行動で周りを驚かせてしまっても、自分の直感を信じることの方がずっと大切だと思います。実は私自身、別の会社に書類を提出していたのですが、ダイワ・エム・ティを知って、会社訪問をして、自分の直感が「この会社だ」と教えてくれて進路を変更した経緯があります。自分で決めたことに間違いはなかったと思います。皆さんもどうぞ自分を信じて、頑張ってください!



2016年12月取材

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